最初に彼らと出逢った瞬間の写真がこれ
いろんな人が出迎えてくれている中で
少し離れてる場所から見てる2人
よく見ると若い・・・
クビにはヘッドホンが巻かれてる・・
気になる気になる♪
早く下船したいな♪
早速下船して色々な儀式を終えて(苦笑)
彼らのところに歩いて行く・・
当然だが言葉は通じない
多分理解してくれたからこの後に繋がったと思うのだが・・・
まずは「そのヘッドホンは何を聴いてるんだ!」と
差し出されたヘッドホンを耳に当てると そこにはロックというか・・ヘビメタかな?
俺が喜んでいると次から次と違う曲を聞かせるんだ
そして 俺の持っているベースに興味があるようで「見せて」と言われ
ケースから中を覗かせる・・
彼らの1人はベースマンだったらしく喜んでいる(笑い)
彼らは手伝いなのかアルバイトなのか・・このツアーの機材運びの担当者だったんだね
大人のスタッフに呼ばれて仕事開始・・トラックに機材を積み込み荷台にのってライブ会場に去っていったんだ
俺ら一行は遅れて会場に付くと彼らは待っていた
一緒に機材を下ろし 俺は早速セッティング
すると彼らも会場に入ってきたのでステージに上げる・・最初は拒んでいたが無理やり手を引いて連れてきて
俺の機材すべてを見せると大喜び! さっそく俺の楽器をもたせると
ロック小僧になったね(笑)
こうやってバンド結成の瞬間が近づいてくるんだな(笑)
リハが始まり彼らは客に俺は演者に
別れ別れだが・・
彼らは俺をバッチリ見える場所に座ってる
だから演奏の合間も彼らと会話(笑)
どうせ言葉は通じないからね 声が聞こえなくたって会話はできるのさ(笑)
この頃から俺の中では「彼らとセッション出来ないかなぁ」という悪い虫が出てき始めたんだな♪
演奏終了後もそのあとも彼らと俺はずっと一緒に話してた
音楽の話 楽器の話 ただしツアーは色々なところに連れ回されるため
車は別行動だから ずっとという訳にもいかず 降りたらすぐに彼らはやってくる
もう1人の彼はギターを弾くらしい・・・(いいぞいいぞ)
ここでセッションの提案をしてみた 俺はギターを弾くよと言うと 何年弾いてるんだ?と聞かれた
30年以上というと彼らは始めて2年だと(笑)

バンド結成にはボーカルが欲しいと言うと彼女を指さした
彼女はライブの時に地元代表で歌っていた人
地元で歌も教えてる歌手らしい
すぐに彼女に交渉に向かう
俺らが一緒にやるから歌ってくれ!と
すると彼女も快諾(笑)
若者に「ドラムは居ないのか?」と聞くと
「ドラムは家で寝てる」と・・・ 爆笑
一緒に行ったバンドのドラム担当とピアノ担当にお願いして一緒に演ることになった
と ここまでは順調だったのだが・・・
まず何を何処でやるか?
もう今日1日しかこの島には滞在しないからね
何を演るかは彼らに任せ 彼らが出来て彼女が唄えるものを決めてもらうことにした
あとは何時何処で演るか・・・
最終日の最後にパーティがある
ここで彼女が唄うこととなっている
そこだ! 彼女と話す そこで一曲このバンドのために出来ないか?
彼女は快諾
さてさて更に問題が・・・
実はこのツアーは両国の政府が関与しているというか主催しているツアーなんだ
だから ギチギチのスケジュールは両国が打ち合わせて決めている
そして島でのメニューは島の政府が決めていて、詳細はこちらの政府には伝わっていない
そもそも彼らはパーティに出席できる権利も与えられてはいないんだ
パーティ会場に向かう1時間前に俺と彼女は動いた
とここまではお互い言葉が通じないままだったが これは大事な事だからちゃんと伝わらないとできなくなってしまう 通訳を呼び 俺の気持ちとこれからの行動を彼女に伝えてもらう 彼女からも俺に伝えてもらう
そして2人は別々に交渉開始!
そして両政府の担当者と俺と彼女と・・
こちらの政府は音楽を全くわからない人だから上手く伝わって居なく
俺じゃダメだからバンドのリーダーを呼びなさいと・・
??と思いながらも呼ぶと政府の担当者がわけのわからん話を始める
「彼女が今回のツアーのバンドで歌いたいと言ってるが出来るか?」
ノー!ノー! 間違ってる! そうじゃない!
彼女が唄うときに俺らがバックバンドを演りたいってことだ!
俺がそう言うと その物々しい集まりに通訳も横にいて相手の政府担当者にリアルタイム通訳♪
グッジョブだね 笑
島の政府にはちゃんと伝わっていたようで 島の政府担当者も応援してくれた
出来る! 確信した瞬間だ!
そうとなったらすぐにでもリハを始めたい! と彼女が嘆願・・・
しかし ここは『集団行動』が原則・・・
勝手に俺らだけが会場に向かうのはダメだとこちらの政府・・・怒
政府間協議の上(なんだか凄いよね) 俺らだけが政府の担当者同行のうえ会場に向かうことに・・・
そうして更に問題が・・・・・
時間の問題
ツアーは微妙に時間を押し 一行が会場に着いたのは1時間押しだったんだね
食事の用意 挨拶 等々 ドンドン時間が過ぎてゆく・・・
パーティも途中で打ち切りかも・・緊張が走る・・・
挨拶が終わり まずはこちらから行ったバンドが演奏
その後他の出し物・・・出し物・・・
そして色々な先生達の長々とした挨拶・・挨拶・・・挨拶・・・・・・・
もうダメだ 時間終了かも・・・
すると島の政府が彼女の歌の枠は3曲の予定だが・・2曲にしてくれと・・
お! 出来るのか?
彼女はその2曲の内1曲を俺らとの物にすると言う
出来る!!
出来る!!
おれらはメンバー全員で抱き合い喜んだ
彼女が呼ばれた いよいよだ!
1曲歌い終えた彼女は俺らと一緒に演ること
練習の時間が少なかったから上手く演奏できないこと
色々な事を紹介してくれて
俺・ギター・ベース・ピアノ・ドラムが配置に付く
感動の瞬間だ!
1曲は長く短い 国の違い 価値観の違い 言葉の壁 すべてのものが取り払われた1曲だった
演奏が終わると鳴り止まない拍手のなかでみんなで抱き合った 音楽って本当に楽しいや
きっと両国の政府はアタフタしたんだろうし俺のバンドのリダーもあとで怒られるんだろうな?
もしかしたら二度とこのバンドは行けなくなるかも そんなことも思ったが・・・・
演奏が終わりパーティは終了 楽屋には次から次と一緒に写真を撮ってくれ!と地元の人が来る メンバーみんなと写真を撮ったり・・本当に満足した瞬間だったが・・・
ツアーは容赦なく時間オーバー
すぐに片付けて乗船しなさいと言われ
慌てて身支度 彼らも手伝ってくれ大急ぎで身支度
船までは彼らと一緒に歩いて・・・そこでも色んな話が・・やっぱり音楽が中心だけどね
俺は船に乗船 岸壁に立つ彼らと別れの時を待つ・・・
彼が紙とペンをくれ!と
紙が無かったので楽譜を渡すと・・・
なんと!日本語で書いてるじゃないか!
涙が出そうになったけど 笑

最後の最後まで・・見えなくなるまで 2人は岸壁から手を振ってくれていた
本当に素晴らしいツアーだったと思っているのは 多分俺だけだろうな 爆笑
特にNo2 No3は 「全くあいつなら勝手なことしやがって」って思うんだろうなぁ
でも帰り道 No1は凄い喜んでくれたよ(喜)
出来ることならもう一度彼らと逢いたい そして出来ることならまた一緒に演奏したい
バンドの名前は彼らが考えることになっていた・・・何ていう名のバンドだろう?
確かに結成したけど 解散は宣言してないから このバンドはまだ始まったばかりだよね
一夜限りのバンドでは無いはずだが・・・
・・・・・近くて遠い島だんだね




